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紅桜学園イケメン部!

第30章 公開告白の裏側





「お願いだから、
俺を一人にしないで…っ」



泣きそうな表情であたしの顔を見つめる拓己を、じっと見つめる。


…いつもみたいなテンションで、言い返せないのだ。


『一人にしないで』

つまり、拓己は一人に
されたという事なのか?



よく意味が分からない。




だけど、上手くそれを
聞く事も出来ない。



「兄貴にはもう、近づかないで」

「…うん」



顔が近い所為で上手く喋れないのだ。体が火照って馬鹿みたいに熱いのだ。


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