紅桜学園イケメン部!
第7章 それらの事情
「んで、『ご褒美』は夜のご奉仕かい?」
「違うわ!」
しまった、素で喋っちゃったよ。
まぁーとりあえずどっか行って欲しい。
ただでさえ女の子の目の敵なのにさ。
もう敵増えるの嫌だよ。
もう遅いんだろうけどさ。
後ろから『あいつ何様?』的な会話聞こえるけど。
「俺が良いこと提案してあげるよ」
「え?」
良いことな訳ないんだろうけど、聞いても損は無い。
「じゃんけんして、勝った人の命令を聞けばいいんじゃない?」
そうか、その手があった。
5分の1で拓也は免れる。
それ以外は安全だと
・・・勘違いしていた。
この後、悲惨な事になるとも知らずに。