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届きそうで、届かなくて、、、届けたくて。

第8章 episode7 ~*悪夢*~


二宮さんはどう思ってるの…?





ミオリさんのことも











私のことも……








そうとしか考えられない、内気で弱虫な自分が情けない













あと、もう少し、、





もう少しだけ、早かったら………








そう、携帯を握り締める












“アイツが来るから、早く止めろ”






“まだ来ないのか!??”








せっかく、初めて、連絡してもらったのに、、





情けなくて、悔しくて、



また涙が溢れる





























寒いと思って、顔を一瞬上げると、





外は真っ暗になっていて、





雪がちらついていた










もうほとんど投げやりな気持ちで、


ただミオリさんが出てくるのを、ひたすら待った








寒さからか、意識もぼんやりしてきていた



















どれくらい待っただろう






ミオリ「あら、噂をすれば唯チャンじゃない」



和「はっ!?」





やっと出てきたミオリさんに

せめてもの嫌みで





やっと、出てきましたね






って、睨みつけながら言おうと思った







唯「…………やっ、、、とっ…………」












なんですって!?






そんな言葉が返ってくるのを予想してた







でも、返ってきたのは









二宮さんが焦ったようすで

私の名前を呼んでいる声で……












予想外の言葉で頭が混乱して




























それからの記憶は、ない

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