届きそうで、届かなくて、、、届けたくて。
第12章 episode11 ~*怖い*~
お互いを避け、1週間
もう、早く、話してしまいたい
気まずいと、こんなにも、苦しくなるなんて………
ドアノブを引き、静かに家に入る
リビングに明かりがついていた
和「ただいま……」
体操座りをして顔をうずめていた
和「寝てるの?」
ふざけて聞いたのが間違いだった
唯は突然立ち上がると
和「……!!」
唯「芸能人だからって!!
自分が有名だからって、!!
人の気持ち、
弄ばないでくださいっ!!!」
大粒の涙を流した唯はリビングをあとにした
テレビには、3人が仲良さげに笑ってる映像が映っていた
和「!!!」
“私のこと、どうせ好きじゃないんでしょ!!
遊んだだけなんでしょ!?
邪魔なら言って!
私、、、離れるからっ、、”
和「……っ、
………ぅぁぁあああああああああ!!!!!!」
記憶が一気にフラッシュバックして、
こんなに混乱したのは、初めてだった