届きそうで、届かなくて、、、届けたくて。
第19章 ~*試練(二宮さんのその後)*~
携帯の着信音で目が覚めると、太陽はほとんど真上まで昇っていた
あの女はとっくに仕事に行ったようで、
俺は服を羽織ると、気だるさを感じながらリビングへ向かった
水を飲んだところで、今度は電話がきた
和「はい、、」
「二宮さん、遅刻ですよ!!」
電話に出るやいなや、マネージャーが焦った声でそう告げた
昨日はあんなことがあって、頭に時間が入ってなかった
確かに言われてみれば
“明日は、11:00に迎えに行きます”
そういえば、言われた気もする
「とにかく、、急いで来てください!!」
和「あ、はい、、すいません。」
やっぱりストーカー女は疫病神だった、と後悔しながら
俺は、慌てて準備をした