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オレンジkiss

第17章 ☆seventeen

結衣―side―


ガラッ――…

私は、勢いよくドアを開いた。

千秋は、体をビクリと震わせた。


「千秋っ!!」

「ゆ、い…ちゃん」


私は、千秋に駆け寄った。


「大丈夫だよね?千秋、死なないよね?約束…守ってくれるよね?」

私は、ひどく取り乱していた。

「落ち着いて…。私は………まだ、死ねないから!約束、守らなきゃね」


千秋は、弱々しく笑った。


"約束"


本当は、そんなのどうでもいい!

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