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オレンジkiss

第19章 ☆nineteen

千秋―side―

「……幹太君?学校は?」


幹太君は、本当に来た。

「そんなのサボりに決まってんじゃん♪」

幹太君は、笑いながら言った。


「わざわざ、サボってまで来てくれなくても良かったのに…」


私のために、時間を使ってほしくない…。


私の大切な友達だから尚更。


私の憧れた学校生活を楽しんでほしい。


「千秋…。今日は、千秋のって言うより、友達のために来たんだ!」


「……友達…」

幹太君は、真剣な顔をしていた。

私は、少し首を傾げた。

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