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オレンジkiss

第21章 ☆twenty-one

千秋―side―

あれから、2日後。

今日も、病院のベッドで寝ていた。


コンコンッ!

その時、病室のドアをノックする音が聞こえた。

「梶原〜?入るよ」


私は、とっさに寝たふりをした。

聞き覚えのある声…。


私の…愛しい人の声。


「寝てんだ…。まぁ、寝てた方が、良かったかも…」

"寝てない!来てくれてありがとう"って言えたら…


そう思いながら、寝たふりを続けた。

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