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オレンジkiss

第23章 ☆twenty-three

そう言った瞬間、幹太君は、ニヤリと笑った。

そして、日向君のもとに駆け寄った。


2人で何か話してたみたいだけど、私には、聞こえなかった。

でも、なぜか、日向君の顔は真っ赤だった。


「か、幹太!余計な事すんなよ!!///」

「本当は、嬉しいくせに♪」

「早くしないと、置いてくわよー」

ちぃちゃんは、2人をよそに私の手を引いて早々と歩いた。

「クスッ!」

私は、小さく笑った。

「どうしたの?」

ちぃちゃんが、笑顔で訊ねてきた。

「なんでもない♪」

「そっか♪」


私にとって、今ある当たり前の時間がとても幸せだ!


今、改めて、そう思った。

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