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オレンジkiss

第24章 ★twenty-four

「このあと、どうする?」


日向君が私の顔を覗きこんで訊ねた。

「………帰りたくない。…でも、ハードなのは乗れない…」

私は、シュンとしながら小声で呟いた。

「んじゃ、定番の観覧車に乗って、ゆっくりして帰るか♪」

「うん!」

日向君は、笑顔で私の手を引いた。


日向君の笑顔は、心が穏やかになる。








でも…あなたの温もりも笑顔も優しさも…

全部、私のモノじゃなくなる。

日向君(あなた)は、気づいてる?

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