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オレンジkiss

第33章 ★おかえり

奏は、泣きながら私を呼んだ。

いや、奏じゃない。


"ちぃちゃん"


そう呼ぶのは、千秋しか居ない!


「私も会いたかったっ!!……知らないふりするの…辛かった」


私は、千秋を抱き締めた。


大親友で、大好きな千秋が帰ってきた。

「千秋…千秋だよね?……間違ってなんかないよね?」


千秋は、コクコクと頷いた。


「あなたが、ちぃちゃんだったのね!千秋は、検査があるから、病院で話しましょう!………全てを」


私は、一度頷き、千秋と千秋のお母さんと一緒に病院へ向かった。

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