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オレンジkiss

第37章 ★決行

私は、涙が止まった。

悲しみよりも、悔やみよりも…怒りが大きかった。


「……そんな風に思ってたの?やっぱり、私はお荷物だった?」


「…あぁ、そうだよ!これが俺の本心だよ!!……梶原なんか、死ねば良かったんだ」


スパッと言われると、やっぱり辛い。


でも、これが日向君の本音。


私が、望んでたのは違う。


私は、ただ…


「私は!…、日向君と話したかった。前みたいに、笑いたかった……。全部、全部…日向君が居たから、頑張ってきたのに!!」


私は、場所も忘れて怒鳴った。

日向君は、俯いている。

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