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オレンジkiss

第41章 ★オレンジ・キス

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「ゆ、う…?」

「起きた?俺さ、まだ、千秋に言ってない事があるんだ!」

悠は、私の頭を撫でながら、柔らかな笑みでそう言った。

私は、横になったまま「なに?」と訊ねた。


「生きててくれてありがとう!…三年間、俺を想ってくれてありがとう!他にも、いろいろ…ありがとう」


悠の目は、少しうるっとしてた。

私の涙腺も、もう少しで崩壊寸前だった。


「俺…千秋にたくさん幸せをもらってんだ!……そんで…だから、俺と一緒に生きてほしい!!」

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