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オレンジkiss

第13章 ☆thirteen

「……そんな事は、どうでもいいの!」

静まりかえった沈黙を、結衣ちゃんがやぶった。

「日向って、言ったっけ?アナタは、千秋を一生、大切にできるの?」

「できるかは、分からない…。でも、大切にするつもりだけど?」


結衣ちゃんは、日向君の目の前に立った。

そして、首もとを掴んだ。

「……千秋は、私が守るの!中途半端な気持ちなら別れてッ!!」

そう言って、手を離した。

「中途半端?お前は、どうなんだよ?ねぇちゃんを縛りつけるような事して…。自由を与えようとしないで!」

その言葉を聞いた、結衣ちゃんは、泣き出した。

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