月葉記録
第21章 2月14日
彼は部活の同期で同じ学科の人
会話とかメールとか楽しかったし
別にその時点では彼自身が嫌いとかじゃなかったはず
でも私がそういう気持ちになれなかった
別にそれは彼に限ったことじゃない
多分その時、他の誰に言われても同じことにしかなってなかったと思う
けどね
その年のクリスマス
彼は私に高そうなストラップをくれた
それを見たらどうしたらいいのか分からなくて
家に帰ってから泣いた
私にそういう気持ちが分からなくて
凄く怖くなって泣いた
それからは彼と距離を置いたし
その後学科のこととかで
私が本気で愛想を尽かしたので
もう連絡はとってないし
彼は色々な事情で部活も大学も辞めた