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ふたりのカタチ

第13章 痕

「あやのサン、あのね…」

シャワーを出てオレは痕のことを話した
あやねえは真っ赤になりながらゴメンを繰り返していた

「もしVネックだったら…相葉氏と衣装変えてもらうよ(笑)」
「ごめんね…気をつける…」
「お願いします♪」

マネージャーからの時間ぴったりの
電話が鳴る

「じゃあ行ってきます!!」
「うん…行ってらっしゃい…」

下を向いたままのあやねえ
ヘコんでるのかな?

「あんまり気にしないでね…?」
「え?あ、うん…」

そう言いながらオレに抱きついてきた

「違うの…どこなら誰にも見えないかなって、考えてたの♪」

耳元でそう言って
オレに行ってらっしゃいのキスをした

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