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ふたりのカタチ

第14章 会いたくて

「オレじゃないの!?」
あやねえはふふふと笑ってオレにキスしてきた
「本物の方がいい…」
「ありがと」

ぎゅうぎゅうと抱きしめて
今まで会えなかった分を取り戻す

「でも…」
オレの胸の中であやねえは
「本物の大野くん…見てみたい、かな」

えー?
「おーのサン!?」
「うん♪可愛い♪」
「うわー…妬けるぜー(笑)」

あやねえは鼻唄混じりでキッチンに向かい
ごはんの支度を始めた

「ホントに会う?おーのサンと」
食べながら聞いてみると、あやねえは
今日イチの笑顔を見せる
「ホント?」
「オレもおーのサンに紹介したいしね」

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