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ふたりのカタチ

第6章 出せない答え

電話の声が優しく「大好き」って
真っ直ぐな言葉で私を困らせる

「私も…」って言いかけて
グッと飲み込む

軽くは言えない

『かずちゃんが…普通の男の子なら…』

そう思ったとたん
引っ掛かって言えない原因が
それだ、と思ってしまった

そして…

気づいた原因を
私はかずちゃんに言ってしまった…

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