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ふたりのカタチ

第12章 おはようございます

帰って来たら何か食べたいと言われても
いいように、食材を買いに出かけた

昔の記憶とは随分と違う街を歩く
あの頃とは違うんだな…
私もかずちゃんも…

今朝のことを思いだし一人で赤くなる

そういえば
食べ物の好き嫌いも
映画や音楽や服の好みも
まだ知らない

いいよね、これから1つずつ知っていくから

家に着いてもかずちゃんが来るまでは
まだまだ時間はあった

明日、ちょっとでも長く二人でいる時間を作ろうと思い、開店の準備の事務仕事に手をつけた

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