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忘れ物…

第3章 職員室にて

「的場、なんやねん、
 その言い方は…」
森永もいつものことであるが
望海の言い方にケチをつける

「うっさいし、きもぃから
 はよしてや」
望海の言葉もエスカレートする

自分の荷物を会議室から
職員室に運び終えた森永は
やっと部室の鍵を持ってきた

「ほぃ、これで開けて
 取ってこぃや」
森永がそう言いながら
望海に鍵を手渡そうとすると
望海はその鍵を奪い取るように取り
テニス部の部室に向かった

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