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Hな片想い♡

第5章 友情と愛情

月曜日、一時間目。学活。

いよいよ委員会決め!
万全の用意をしてきた

正々堂々と戦おう

「それじゃ、生活委員会やりたい人」

手をあげたのは四人。
男子1人。女子3人。

男子はなんと高橋だった
そんなことはどうでもいいけど笑

1人の女子は辞退したから
女子は私と光の一騎打ち!

そして演説は始まった
最初は光

「私は前期も生活委員会で__」

中々説得力がある…。
自信なくなってきた!

いよいよ次は私

「それじゃ由奈」

担任に名前を呼ばれて前に出る

「私は前期は福祉でした。
福祉では__」

ありきたりな言葉を並べた
やっちゃった…。

けど最後にもっとやっちゃった

「やる気と責任感だけは
絶対に生田さんには負けません!」

言い切っちゃった……
教室爆笑だし…

負けた、絶対負けた
終わった。初めから無謀な挑みだった!

多数決取るから後ろ向くっつっても
初めから結果は分かってまーすT^T

「えー、後期の生活委員は」

生田光さんに決定しました?
笑顔で席戻って平然としてやろう!

無駄なプライドT^T

「松崎由奈さんに決定しました」

ええええー!!!
マジですか!

「あ、ありがとうございます……σ(^_^;)」

とりあえず笑顔
嬉しいけどビックリ

「由奈、おめでとう。
すごかったよ!」

光が声をかけてくれた

「ありがとう。
光、本当にありがとう!」

あの時光がメールをくれなかったら
今頃死ぬほど後悔してるだろう

本当に光が親友でよかった

光がメールをくれる前の私は
自分が立候補することで光との関係が
崩れてしまうと思ってた

だけどそれは大きな間違いで
今回の件で私たちはまた
絆を深めた

ありがとう光。
大好きだよ。

私達はそっと握手を交わした

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