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お前はわかってねぇ‼

第55章 ギクシャク…



それから俺は海が専門学校の話をしようとするたびに話を変えて避けてきた







「今度寮の下見にいくんです」





「そうなんだ〜あっ前に見に行った映画テレビでやるらしい!」








「寮いいとこでした。寮母さんも良い人で、友達も1人できたんです」







「そうなんだ。ってか英語のテスト範囲広くねぇ?俺無理だー!(笑)」











「あ、あそこのレストランのシェフも私がいく専門学校の出身なんですよ」









「へー!あっあっちのラーメン屋行こう!」












俺は先の事を考えないようにしてた








だってさ











離れるなんて









やっぱり考えたくない










そんな俺は次第に






無意識の内に





海を避けるようになってしまっていた










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