お前はわかってねぇ‼
第62章 最後のえっち
俺と海はホテルに入った
「海…」
俺はカバンをソファに置いた海を抱きしめた
「空…?」
海は抱きしめてる俺の腕に触れた
「どうしたの?」
そういいたげな顔で俺を覗き込む海
あっ…やべ…
俺は泣きそうになるのをぐっと堪えた
「振り向いたら罰ゲームな!」
泣き顔はみられたくねぇし、思わずそんなことを言った
急にわけのわからないことを言ったもんだから
海は構わず振り向く
「空…?泣いてるのですか…?」
「んー?いや、ほら花粉症!花粉がひどくてさー」
「あの…ここの部屋に花はないですよ…?」
あ…(笑)
「あーもう!振り向くなって言っただろ?カッコ悪いじゃん(笑)」