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秘密の蜜は甘い

第16章 騒ぎ




瞳は、ただでさえ大きいのに、メイクで盛った目であたしを見つめる。


今まで合コンとかはお兄ちゃん達が駄目と言ったから、ずっと我慢してきた。


あたしだって、普通の女子高生がやる事をしてみたい。


…だって、楽しそうなんだもん。


「…行きたい」


そもそも合コンで何をするのかイマイチ分かっていないあたしだけど、瞳の話を聞いていれば楽しい所だと思う。


「んじゃ決定ね?」


あたしはこの時、合コンに胸をときめかせていたせいで、喧嘩をした事をすっかり忘れていた。

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