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秘密の蜜は甘い

第10章 お祭り


「お兄ちゃん」

「ん?」


目をそらしながら返事して


「…リク」

「なんだよ急に」


全然見てくれない。






浴衣変でもちゃんと
こっち見てよ。

…じゃないと寂しいじゃんか。



「もー…いいもん」



何だか泣きそうになっちゃって
お兄ちゃんとリクが目を離している隙にあたしはそこから逃げた。

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