束縛彼氏
第4章 束縛彼氏とお別れ
本当はこんなこと言いたくないけど、藍斗のタメなんだよ
『…っ…煩いなぁ!分かんないの!?もうあたしはあんたのことなんて好きでも何でもないの!!ううん、付き合った時から好きじゃなかったわよ!』
「え…?」
ごめん、ごめんね…
『それにね、あたし、ほかに好きな人ができたの。あんたよりずっと格好良くて性格も良い男よ。だからね、彼と付き合いたいの。』
「み…な、み」
お願い、お願いだからそんな悲しい顔しないで。”嘘だよ”って言いたくなるから。
『あたしが本当に好きなら、愛しているのなら、あたしと別れて!そしたらあたしは幸せになれるの!!』
「…っ…」
なんで、なんで、なんで、なんでっ