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心から

第2章 冷たい温度



「そろそろ時間だね。
私、帰らなくちゃ」

夕陽が沈み、辺りは薄暗く
街灯と一番星だけが
道を照らしていた。

“帰らなくちゃ”

普通、帰りたくないとかじゃないのか?

僕はもう
何もかもがどうでも良く思えてきた。

ユメの気持ちが知れるのなら
どうなったって…。

「ユメ」

ユメは「ん?」と鼻で返事をすると
僕を見つめた。

「ユメは僕のこと
どう思ってんの?」

「え…?」

ユメは明らか困惑している。

それでも僕は質問を続けた。

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