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兄と首輪

第8章 兄と鍵





ポチャ…









呆気ない…音がした…







「!!!アヤ!!!」





兄さんがビックリして…フェンスから…鍵の落ちた方を見た







『いらない…あんな鍵…

私には…



このリングだけで…信じられる…



もう…揺らいだり…しないよ…』




「ヤバいな…また…惚れた…」






『帰りろう…兄さん…』









暗かった道は…夜明けが近いのか…





薄明るく…帰路を…






照らしていた………







ーーーーーー完ーーーーーーー

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