兄と首輪
第4章 兄と首輪
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ピロリ〜ン♪
学校の帰り道…母から携帯に電話があった…
《アヤ?学校の帰り?
母さん今日ね〜急遽 教室のカリキュラム訂正が入って…残業なのよ〜…晩御飯、お兄ちゃんと適当に済ませてちょうだい?
お兄ちゃんにも連絡したけど…アヤ〜頼んだわよ…じゃあね、気をつけて帰るのよ〜》
…切れた…
…昨日の今日で…兄と二人っきり……
…いじめたくなったら…どうしたら…いいのよ…
昨日は…求めてしまった…
多分…私も…兄と同じくらい…
変態……だ………
このまま…兄を…いじめ続けたら…私は……
女の体で…兄を…求めて…
………しまう………
それは…ダメ…兄妹…だ…
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中二の時に…兄が…好きで…
両親どちらかの連れ子であってほしいと…思ったことがある…
思春期の…よこしまな…期待‥
そんなのは…正月の家族旅行であっさり…否定された…
行き先は…海外になり…パスポートを取得するために…市役所でもらった…
戸籍謄本…
しっかり…実の両親だったし…
兄も…長男…の記載…
私も…長女…の記載…
これが…現実…と…
兄への…気持ちは…奥底にしまい込むことで…
自分に
納得とブレーキをかけた…