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君の笑顔

第12章 知らない時間 ~陽介~

溝口さんは何が言いたかったのか。



――妬いてるの?


さっきの言葉がぐるぐるする。


誰が、



誰に……?



俺は懸命にガイドブックを見ることで自分の中のわだかまりを忘れようとした。

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