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君の笑顔

第13章 過去 ~片野 和泉~



「なんか、手伝うことあるんだったらいえよ。」


優しく手を差し伸べてくれたのが沢村優だった。


「あ、ありがとう。」


ドキッとした。
普通の女の子扱いをされた。
それだけでいつもと違う感覚になる。



「おい、優、なに言ってんの。片野はこんなの一人で出来ちゃうって。」


ウラは沢村優と仲が良かった。



「でも、二人の方が早いだろ。いいよ、ウラ先帰ってて。」

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