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君の笑顔

第18章 登山 ~片野 和泉~

「あ、ちょっと……」



「和泉ちゃんお待たせ!はい!これで冷して!」

どこかへ行ってしまうスケと入れ違って、久保先生が袋に入れた氷を持ってきた。


「あ、ありがとうございます。」


スケの後ろ姿を見る。



追い掛けたいのに、足が痛くて歩けない。



「じゃあ、私みんなの点呼とらなきゃいけないから……三浦くん、和泉ちゃんのこと見てて。」

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