テキストサイズ

君の笑顔

第20章 渦巻く気持ち ~陽介~

「……お前の事、おぶってくれたり、なんか色々してやってたもんな」


やばい…

イライラしてきた


でもその感情を止める術を俺は知らない。



「そうそう、ウラって昔はさ、私より小さくてひょろひょろだったから、そんな力ないと思ってたんだけどさ、ひょいっとお持ちあげてくれてさ!」

片野が嬉しそうにはなす。


「へぇ。」

だめだ、イライラする


「ウラって昔から優しいところがあるんだよね~」

ふふと笑う片野。

まただ、俺の知らない
“昔”

ストーリーメニュー

TOPTOPへ