テキストサイズ

君の笑顔

第24章 隠された気持ち ~ウラ~


「無理しなくていいぞ。荷物持つし。」



「なんか、ウラが優しいと、おかしいわ。でも、ありがとう。」


片野はそう言って笑った。


昨日すぐ冷やしたのが効いたようで片野の足の腫れは収まってきていた。



「本当にすみませんでした、僕のせいで……。」


福島が昨日からずっと謝り続けている。



「だから、福島は悪くないからっ。本当、もう気にしないで!」

片野はそういって福島の肩を叩く。


「ですが……」



「もぉ、福島うるさいよ~和泉も、もういいっていってるんだしさぁ~反省してるなら黙ってよ!」


鈴木紗也がきつく福島にいうと、より福島はしゅんとした。



「よし、じゃあ行くぞ!」

片野の足を考慮し変更したコースを進んだ。


―――…


お昼を食べ終わると、トイレ休憩を取る。

福島と俺は待ち合わせ場所で片野と鈴木を待つ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ