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君の笑顔

第30章 不審者 ~陽介~

気が付いたらもう17時半になっていた。

家まで早めに歩けば20分で着く。
大丈夫だ間に合う。


俺はスタスタとはや歩きで家に向かう。



辺りはだんだんと暗くなっていた。


日が短くなったなぁ…

この町に来てから1ヶ月とちょっと。

ウラや和樹や片野や溝口さんなどなど…


たくさんの友達も出来て、まるで最初からこの町にいたかのような気分になっていた。


引っ越しは突然でびっくりだったけど、良かったなこの町に来て。

賑やかな商店街を抜けて、人通りの少ない道に出た。


よし、あともう少しで家だ。大丈夫、余裕だな。


真っ直ぐ続く裏通り。

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