君の笑顔
第31章 いるはずのない人 ~片野 和泉~
戸惑う私を見てスケが近付いてくる。
「スケって呼ぶなって何回言えば分かんだよ。」
違う、きっとそんなことで怒ってるんじゃない。
「そんなことで怒ってるんじゃないよね?」
あれ?
震えてる?
よくみると
スケは……
いや
陽介は震えていた。
「嫌なんだよ。お前が浮かれてんの。」
え?
「別に私浮かれてなんか…」
キッとまた陽介が私を見る。
「沢村優が帰ってきてくれて良かったな。お前幸せそうな顔してたよ。」
ズキッ
陽介の冷たい発言に胸が痛くなる。
「違うの。」
なんで、否定してるんだろう。
「スケって呼ぶなって何回言えば分かんだよ。」
違う、きっとそんなことで怒ってるんじゃない。
「そんなことで怒ってるんじゃないよね?」
あれ?
震えてる?
よくみると
スケは……
いや
陽介は震えていた。
「嫌なんだよ。お前が浮かれてんの。」
え?
「別に私浮かれてなんか…」
キッとまた陽介が私を見る。
「沢村優が帰ってきてくれて良かったな。お前幸せそうな顔してたよ。」
ズキッ
陽介の冷たい発言に胸が痛くなる。
「違うの。」
なんで、否定してるんだろう。