テキストサイズ

君の笑顔

第36章 怒り ~片野 和泉~

―――――…

「はぁ…はぁ…」


早いスピードで引っ張られ、屋上についたときには、すっかり私の息が上がっていた。


やっと腕がはなされ、ウラの背中を見つめるが、中々こっちを見てくれない。

息が上がって声もかけることができず、しばらくそのまま時間が過ぎていった。







「お前さ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ