テキストサイズ

君の笑顔

第37章 敵わない相手 ~陽介~

「なにこの修羅場ーー」

「キスマークだってっっ沢村くんさすが帰国だよねー」

ウラと片野が教室から姿を消すと、

今まで異様な空気が張り巡らされていたクラスがどっと沸き出した。



「ちっ」


そんな中、沢村は顔を歪ませて、不機嫌そうに舌打ちをした。



「俺、行ってくるわ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ