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君の笑顔

第38章 告白と偽り ~ウラ~

「あの………私………」



喋り出す片野を
腕をゆるめみつめる。



まだ涙で濡れる頬を赤くしている。


困惑して、定まらないその目を俺は、じっと見つめた。



「なんていうか……今、私誰が好きなのかとか、そういうの分からなくて…」


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