君の笑顔
第9章 再び ~陽介~
どうして……
どうしてこうなるんだ…
俺の右頬は赤く腫れている。
そして何故か、片野に保健室まで連れていってもらっている。
なんで、こんなことに……
「はぁ…」
「何溜め息ついてんの、だっさ。」
溝口さんに連れていってもらいたかった…
「うるせぇなぁ…」
痛くてあまりしゃべれない。
「こんなに腫れるなんて、やっぱ、私のボールすごいなぁ」
……!?!?
私のボール!?
あの威力のが?
いや、まぁ、確かに普通に考えれば、女子のコートから飛んできた訳だし…
あぁ、また屈辱的な…
「何、びっくりしてるの。仕方ないでしょ、スケがどんくさいんだから。」
…だから……
「スケっていうなって…。それと、どんくさくなんかねぇよ、俺。」
イライラする…
「あさみには『俺がボーッとしてたのがいけない』とか何だかいってたくせに。」
つんっと拗ねる片野。
そりゃあ溝口さんと片野じゃあ違うだろ…
そう思って片野を見た。
どうしてこうなるんだ…
俺の右頬は赤く腫れている。
そして何故か、片野に保健室まで連れていってもらっている。
なんで、こんなことに……
「はぁ…」
「何溜め息ついてんの、だっさ。」
溝口さんに連れていってもらいたかった…
「うるせぇなぁ…」
痛くてあまりしゃべれない。
「こんなに腫れるなんて、やっぱ、私のボールすごいなぁ」
……!?!?
私のボール!?
あの威力のが?
いや、まぁ、確かに普通に考えれば、女子のコートから飛んできた訳だし…
あぁ、また屈辱的な…
「何、びっくりしてるの。仕方ないでしょ、スケがどんくさいんだから。」
…だから……
「スケっていうなって…。それと、どんくさくなんかねぇよ、俺。」
イライラする…
「あさみには『俺がボーッとしてたのがいけない』とか何だかいってたくせに。」
つんっと拗ねる片野。
そりゃあ溝口さんと片野じゃあ違うだろ…
そう思って片野を見た。