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「あの…

やっぱり少し、考えてもいい……？」



私がそういうと


ニカッとウラは笑った。


私はこのウラの顔が昔から好きだった。



「今までずっと待ってたんだから、待つのは慣れてるしな」


なんか悪いなと思い、ギクッとしてしまった。



「それに、優とはしっかり、話した方が良さそうだもんな。」


やっぱりウラは優しいなと思った。


近くにいすぎて

見えてないことがたくさんあるのかも知れない……


「うん…」


そう私はつぶやくと、


二人で授業が終わるチャイムまでしばらく、屋上にいた。