テキストサイズ

君の笑顔

第41章 本当の理由 ~ウラ~

「和泉ほんっっと鈍感だからね…」


そういうと溝口は苦笑いした。


「そ…うだな…」


何て答えたらいいのか…、
ぎこちない返答しか出来ない。



「ウラくん、ずっーーと好きだったもんね、和泉のこと…」



当たり前のようにいう溝口にギクッとした…


こいつ…
本当に心読めるんじゃ…



「でもね、和泉って自分の気持ちにまで鈍感なんだよ…」



「そうなんだ…」




気付いたら、
もう教室には人がいなくなっていた


ストーリーメニュー

TOPTOPへ