テキストサイズ

君の笑顔

第42章 憂鬱 ~片野和泉~

「きれい……」




私は


吸い込まれるような
イルミネーションの世界を前に
その言葉だけを発して立ち尽くした。



「だろ?」


横から得意気なウラの声がした。



「うん…」



私はすっかり

その美しい光景に心を奪われていた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ