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君の笑顔

第45章 真実 ~片野和泉~

―――――…


放課後、



沢村の周りには色んな人が集まって、

涙を流しているような子までいた。



よみがえる記憶。




前もこうやって、



彼は去っていった。





「和泉……」



ぼぅっと席に座ったままでいると、あさみが私の背中をさすった。




「あさみ……」



やっと発した言葉がそれだった。



「和泉、話さなくていいの?」



そうだ、


沢村とはもう1ヶ月近く話していない…。


私がずっと、
距離を置いてたんだ。





「話さなきゃ。」





私がそういうと、あさみは微笑みながら、がんばれ。と言った。

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