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君の笑顔

第47章 再びこの場所で ~ウラ~

―――――…


屋上に来るのは、片野を無理矢理さらって告白したあのときと以来だった。



「さみっっ」



それは一人でそう呟いて、フェンス越しに周りを見渡した。



すっかり冷えたフェンスに触れて、手がひんやりとした。


そろそろ、


言ってやらなきゃな……



そう思った時だった

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