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君の笑顔

第49章 それは俺じゃない ~ウラ~

目に涙をいっぱいに溜めて。


だけど懸命にその涙を流さないようにしていた。




「ウラは、いつも、私のことを助けてくれた。
いつも、私の見えないところでも…ずっと見ててくれて…、本当に本当に感謝してる。」


一生懸命に伝えようとする片野が、とても愛しかった。



「ありがとう。」



片野はそう言って、


俺のことを強い眼差しで見つめた。




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