テキストサイズ

彼と心と体と。

第24章 されど


拓海のことを考えないようにした。

その時点ですでに考えてるとも思えたけれど、そうする他になかった。




直樹と連絡をとっていると、時間が速く進んでいるように感じて心地良かった。

直樹はあたしに色んなことを話した。

あたしも同じように沢山話した。



直樹の声を聴きたくなる瞬間がある。

思い出せるその声は、あたしをなだめるように優しかった。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ