テキストサイズ

彼と心と体と。

第25章 2W


寄りかかったまま目を閉じた。


あと何回会えるんだろう。

あと何回こんなことできるんだろう。




ぼんやり考えていたら突然肩を押されて離された。


拓海の顔が近くなって唇が重なった。


とても長い間していなかったような気がした。



あたしがキスをねだらなくなったのはたった数ヶ月前なのに。


数ヶ月が、数十日が、大きなものに思えた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ