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拓海は最近キスをしなくなった。

あたしが抱きつくと、そのままにしていてくれる。


このくらいの距離感が丁度良いのだと思う。



拓海がくれる無言の温もりは、少し切なかった。






大事なことは何も言わず、くだらない話ばかり。

気も張らず、かっこつけず、ただ隣に。


そこに居ても、居なくても、変わらないように。