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彼と心と体と。

第42章 久しぶり


拓海の色んなところに、彼女が増えていく。


幸せの欠片をあたしの見えるところに置くのは、ちょっとやめて欲しい気もする。



そんな事にもだんだん慣れていく。

感覚が麻痺する。




あたし達の間には、恋愛感情でも友情でもないものが残った。

これを何て呼べばいいのかはわからないけれど、ぐらついた不安定なものだと思う。


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